散歩師・漫画居士のくだらなクラブ日記

ども、散歩師・漫画居士っす。散歩したり実働模型作ったりが趣味なんで、その時に思いついたこととか書くッス

男はフンドシ、女はコシマキ

男はフンドシ、女はコシマキ

日本は昔(多分明治期まで)は、下半身下着は、男はフンドシ、女はコシマキが、一般的なはずです。

袴を履く時や海女や、大家の女性のがメンスの時、あるいは皇族の女性はフンドシをすることがあるみたいですが、あまり一般的なことではないでしょう、という立場です。

 

傍証

女性は腰巻きが普通なことには、こんな傍証が。


1. 白木屋事件

昭和7年白木屋デパートの火事の際、女性は和装の情勢は腰巻きだけだったので、陰部が見えるため、逃げ遅れた。という言説があります。

(3ページ目)日本初の高層ビル火災 一流デパート・白木屋の大火は「女性の下着史」を変えたのか | 文春オンライン

(この記事は、この事件が女性の洋装のきっかけではない。という文章ですが、コレより前、女性は腰巻きだけだった。という傍証にはなるでしょう)

2. 褌祝

民俗学探辞典の「褌祝」の項目では、女はコシマキをもらう。とあります。

 

3. コシマキの海女

例えば、北斎の書いた海女も腰巻きをしてますね。

海女はまるで人魚のようだった。北斎や歌麿の手で描かれた、江戸時代の女性たち(画像集) | ハフポスト LIFE

4.女将のフンドシに驚く

ある文章だったか、ドラマで、田舎者の娘が、奉公先の女将がメンスでフンドシをするのを知って「女もフンドシをつけるんだ!」と驚くシーンがあったのを覚えてます。

 

まとめ

もっと言えば、多分江戸の中期の中農が農地経営ができる時代までは、
貧農(被官百姓)あたりは、女はコシマキもしてなかったのでは?

なにか、wikipediaのふんどしの項目の書き方で、誤解が起きてるようにも思います。(分かる人が読めば間違いが書いてあるわけではないのですが)

(私も「『いただきます』という掛け声は戦中、節米の影響で流行った」というのを去年末しりました。映画のセリフを使って検証しているtwがあります)
(それすらも浄土真宗(浄土宗)では昔から。という言説も聞いてるので、民俗はまさにヴァナキュラー(土着)であり、融通無碍で捉えきれません。)

また、皇室の女性がふんどし なのは、上代の上流階級は女性がフンドシで、その習慣がのこっている。という可能性もありますね。

 

そろそろ、ほとぼりが覚めたと思うので投稿。