パイロットの PeTiT 1 という万年筆が好きです。70年代の万年筆のように小さくて軽いのがとにかくいいです。ボディは全プラですが、フォルム自体は60~70年代スタイルで、本当にカッコイイです。
すごく好きなんですが、ペン太が<F>で、若干太いのが、どうも気に入りません。これが<EF>なら1万円出してもいいんですが...
(正確に言うと、インクの導出が穴溝ではなくフェルトなので、万年筆類になるようですが)
■改造
で、ないなら作れるということで、100円ショップのダイヤモンドヤスリでゴリゴリしました。上が改造前、下が改造後です
上が削り前、下が削り後です。
上はPeTiT用のBlueBlack インクを、下はパイロットのボトル・BlueBlackを使ってます。元純正のBlueBlackはだいぶ黒いので、太さが強調されますが、それでも削り後はだいぶ細くなったのがわかるかと。これなら<EF>と呼んでもいいでしょう。
こんな簡単に太さ調整できるなら、もっと早くやればよかった。実は学生時代にロットリングの万年筆を削ってダメにしたことがあったんで、躊躇してたんですよね。よく考えたら、製図インクを使った事の方がより敗因なんですが。
インクは、合うコンバータがないので、もとのカートリッジにスポイトでボトルインクを詰めてます。スポイトは、100円ショップのポリの沢山入ってるやつで、吸込口をガスコンロで炙って、ペンチでムニューって伸ばして細く改造してます。
あとは、1週間も慣らしをすれば完成っぽいです。
PeTiT 1 は中がフェルトなので、固まりやすい本物のBlue Blackは不適合なんですが、気にせず使います。200円だし予備品も買ってあるし。最近のパイロットのボトル BlueBlackは固まらないという話もあるので、(いや、水に流れづらくなるので、酸化鉄じゃなくても固まるのは固まるか)
削りは簡単なので、みなさんもためしてみてはいかがかと。ダイヤヤスリを使うのが、勝利の鍵っぽいです。ただし、思い通りを狙うには、かなり熟練が必要っぽいです。横を細く縦を太くしたいんですが、なかなかうまくゆかないし、慣らすとスグ戻るとか。入門は簡単で奥深い系。
enjoy! mod your fontain pen .