タミヤ カムプログラム ロボット付属 SMC黄色キャップ 130モータはいいぞ
タミヤ カムプログラム ロボット付属の SMC黄色キャップ 130モーターいいですね。
■起動突入電流が問題
楽しい工作なんかを改造して、マイコンでコントロールしようとした時、
一番問題になるのは、起動時の電流なんですが、
SMC黄色キャップモーターはかなり改善されてます。
「マイコン基板を取り付けることもできます」のキャプションは伊達じゃなかった!
突入電流が大きいと、モータードライバが起動電流を流しきれず、いつまでたっても起動しないまま、デッドロック電流が流れ続け、最悪ドライバトランジスタが壊れたりします。
また、モーターとコントローラの電源を共通にしてる場合、コントローラの電源が落ちます。
以前、秋月のDRV8833モジュールを使ったときは、
DRV8830モータードライバモジュール: 組立キット 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
構造的にモータ電源とコントラー電源を分けられず、リセット問題を解決できませんでした。
ミニ四駆勢とは、要求が真逆なので、ミニ四駆向けのモーターは全く向いてません。
写真の上から
2つが付属のSMC黄色キャップ
次の2つが、エアロ RC使用モーター
一番下が、秋月 FA-130RA-2270
DCモーター FA−130RA−2270: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
測定結果
1.5V時
種別 番号 起動電流[mA] 無負荷 lock
SMC 1 200 150 500
2 200 120 450
エアロRC 1 300 120 ----
2 500 120 ----
3 400 100 ----
秋月 1 500 170 1200
2 500 150 1200
SMC 白キャップ(タミヤライントレーサー付属)
1 600 150 500
3.0V時
SMC 1 450 200 1000
2 450 150 950
エアロRC 1 500 180 1500
2 500 150 ----
3 480 --- ----
秋月 1 1000 170 ----
SMC 白キャップ(タミヤライントレーサー付属)
1 800 250 ----
測定条件
安定化電源で、モータを回して、その時の安定化電源のアナログ電流計で測ってます。
起動電流は、無負荷起動電流で、負荷時は多分lockを加味したくらい流れると予想。
素早い振れなので、正確ではないですが、目安ということで
一応1.5vと3.0vを図ってますが、電池動作では、1.5vの方が参考になりそうな予感。
(*2018-09-21fr タミヤライントレーサー付属SMC白キャップ追記)
考察
従来、エアロアールシーのモーターは突入電流が少なくて重宝してたんですが、それよりもさらに小さいですね。
ただし、エアロアールシーは再生なので、若干古くなってるカンジがあります。無負荷回転も安定してないカンジ。
スペックでよさそうで買った秋月FA-130RA-2270ですが、倍近く食ってますね。
それでも、金色クロムメッキ時代の箱入りマブチは1000mAははるかに超えてたので、改善されているといえば、改善されてます。
去年のMakeFaireTokyo2017で、このロボットをデモってたタミヤのブースの人に「突入電流がキモ」って言ったら、全力でうなづいてましたが、すでに対応してたんですね。もっと早く買って見るんだった。
このモーター単品で手に入るならほしいよ。タミヤに部品請求しちゃおうかしら?10コくらい。